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有限会社ホクシス
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ゲームソフトの開発現場はなかなかハードです 
最近はやりのゲームソフト。
みなさんも一度はやってみたことがあると思います。
ゲーム機だけでなく、PCやスマホで遊べるものも多いですよね。
私はあまりゲームはしないのですが、そんな私でもPCのプラウザゲームは遊んだことがあります。(いまもやっています^ ^)

さて、弊社はWEBのシステム開発会社で、主にビジネス向けのシステム開発を行っているのですが、一度だけブラウザゲームの開発のお手伝いをしたことがあります。
PCのブラウザをメインに使う、いわゆるシミュレーションゲームで、カードを集めて育成し、チームを作って敵と戦う、というものです。
ブラウザゲームなので、ネット経由で他の人たちとリアルタイムで戦うことになります。
開発環境 
通常のビジネス向けWEBシステムと同様に、ネット上のWEBサーバにプログラムやDBを置き、利用者のPCからブラウザでアクセスするタイプですが、ゲームということで画面の見た目重視なので使用する画像が多かったり、操作性向上のためにJavaScriptを多用しています。(jQueryを使用していました)
弊社がお手伝いしたのはソフトの開発部分で、途中から参加したため、あまり中心的な機能は担当していませんでしたが、周辺の細々した機能をたくさん担当しました。
後述しますが、担当者の入れ替わりが激しいので、他の人の担当部分を引き継いで開発するということも多かったのです。

サーバ環境については詳しくはわかりませんでしたが、開発用のサーバとは別に、容量の大きな本番環境と運用サポート用の検証サーバを用意していたようです。各サーバがどの程度のスペックだったのかは不明ですが、それほど大きなものではなかったようで、プレオープン時には負荷が高すぎて満足のいく性能は出ていませんでした。
ゲームの場合には、アクセスユーザなどはある程度見込めても、瞬間的な負荷を読むことはなかなか難しいようです。このためにはクラウドサービスを使うというのも手ですが、その時はまだクラウドサービスの価格も高くてコストに見合わなかったのだと思います。
激しい仕様変更、短い開発期間 
ゲーム開発での一番の特徴は、
 ・開発期間が短い
 ・リリース直前まで、仕様変更が続く
ということだと思います。
システムの開発経験者なら上の二行を見ただけでお分かりいただけると思いますが「かなりきついお仕事」です。
もちろん開発費も高いので会社としては受けたい仕事ですが、実際には開発担当者にしわ寄せが行く3K職場(いまだとブラック企業でしょうか)になりかねない仕事です。
ただ、公開したゲームが高い評判を受けたり、たくさんの利用者が集まれば、達成感や満足感はなにごとにも代えがたいと思います。
技術者の入れ替わり 
ゲームソフトは開発期間が短いこともあって、大人数で一気に開発します。
画面の動きが中心ですので、かなりのコーディング量になりますからプログラマの数も多いですが、画像作成や画面デザインのためのデザイナさんも何人か参加することになります。
メンバーはやはりゲーム好きな若い方が中心。それだけに開発現場はなかなか活気があります。ただ、きつい仕事に耐え切れずやめていく人も多いのです。このため、会社としては常に人を募集している状況になります。
毎月、数人が会社を去り、数人の新人が入社する。弊社のような別会社からの助っ人も活躍します。

ただ、人が変わると、仕様を理解したり、今まで作成していたプログラムをトレースするために時間がかかります。全体スケジュールも順調とはいかなくなってしまいますね。
以前、弊社と取引のあった会社も今ではゲーム開発をメインでやっているそうですが、技術者を確保したり、納期を守るために大変苦労しているそうです。でも、ゲームの仕事は多いようで、仕事には困らないと聞いています。
開発したゲームでも「お蔵入り」に 
弊社がお手伝いしたゲームは、ブラウザからアクセスするシミュレーションゲームでした。ゲーム自体は「戦国IXA」というゲームに似ています。戦国武将は登場しませんがゲームのルールや仕様はよく似ていましたので、開発時には細かな仕様を決めるうえで参考にさせていただきました。
ということで、仕事上必要になったために、私も「戦国IXA」を始めることになったのです。
ゲームソフトの開発は一年ほどお手伝いして、開発のピークが終ったため弊社の契約も終わりましたが、「戦国IXA」は趣味として今でも細々と続けています。
あとから聞いたところによると、弊社がお手伝いしたゲームは「お蔵入り」になったとのことでした。理由はわかりませんが、しばらくすると他社から「似たようなゲーム」が公開されました。しかも、お手伝いしたゲームよりも機能が多くて楽しそうでした。
ゲーム業界もなかなか大変なんですね。


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